アルファ・ロメオ・ジュリアのグレードが公開
公開 : 2016.03.01 21:10 更新 : 2017.06.01 01:36
ジュネーブ・モーターショーにてアルファ・ロメオ・ジュリアのグレード展開が発表された。
フェラーリからデリバリーされる510psの3.0ℓV6を搭載したクアドリフォリオは去年デビューしているが、メルセデス・ベンツCクラスやBMW 3シリーズ、アウディA4、ジャガーXEのライバルとなるグレードが今回明らかになったというわけだ。
2.0ℓガソリン・エンジンは200ps/33.6kg-m。2.2ℓディーゼル・エンジンは150ps/38.7kg-mと181ps/45.9kg-mの2本柱となる。トランスミッションは6速MTと8速ATから選べる。
すべてのモデルが後輪駆動をベースとするが、そのうちのいくつかは4WDとすることも可能。前後重量配分は50/50とし、フロントはダブル・ウィッシュボーン、リアはマルチリンク式となる。
181psの2.2ℓディーゼル搭載モデルは車重が1374kgとなることも明かされている。
アルファ・ロメオいわく、すべての電子デバイスは、クルマをよりエキサイティングにするために使用するとのことだ。セーフティ・システムにはエマージェンシー・ブレーキと前方の歩行者検知、可変クルーズ・コントロール、ブラインド・スポット・モニタリングが含まれるそうだ。
8.8インチのインフォテインメント・システムは、センター・コンソール上のロータリー・パッドからコントロール可能。Appleやアンドロイドのデバイスに対応するほか、ブルートゥース接続も可能だ。スペックにもよるが、メーター部が3.5インチか7.0インチのディスプレイになることも明かされた。
英国におけるトリム・レベルは、ジュリア/スーパー/クアドリフォリオ/ルッソ/スポーツ。
エントリー・レベルにあたるジュリアは16インチのアロイ・ホイール、LEDリア・ライト、ファブリック地のインテリア、3.5インチのTFTドライバー用インフォテインメント・スクリーン、6.5インチのインフォテインメント・スクリーン、レザー・ステアリングを装備。
スーパーは17インチのアロイ・ホイール、2対のエグゾースト・パイプ、一部がレザーのシートが加わる。
クアドリフォリオは外観がもっとアグレッシブになり、インフォテインメント・スクリーンは8.8インチになる。パーソナリゼーション・パックでは、ステアリングにパドル・シフトがつき、キーレス・エントリー、前後パーキング・センサー、電動フロント・シートも含まれる。
アルファ・ロメオは「独自のデザインに革新的なパワートレイン、完璧な重量配分。これに独自の技術ソリューションと非の打ち所のない重量配分が混ざり合うことで、世界でもっとも愛される自動車メーカーのひとつとなるでしょう」と会場で語った。
BMW 3シリーズが£25,160(398万円)〜、アウディA4が£25,900(409万円)〜、メルセデス・ベンツCクラスが£27,665(437万円)〜。アルファが戦略な価格設定を行うとすれば、およそ£26,000(411万円)〜となるのではないだろうか。