アストン マーティンDB11を公開

公開 : 2016.03.01 22:40  更新 : 2017.06.01 01:36

アストン マーティンはジュネーブ・モーターショーでDB11を公開した。前モデルにあたるDB9のデビューが2003年のことだから、実に13年ぶりのDBシリーズのニュー・モデルということになる。

アストン マーティンのCEOのアンディ・パーマーは、「私たちは、世界でもっとも美しいクルマを目指してDB11を製作しました。DB11は、アストン マーティンのあるべき姿を極限まで追求すると同時に、卓越したデザインと最新のテクノロジーを融合するために努力を積み重ねました。まったく新しい接着アルミニウム・プラットフォーム、優れたエアロダイナミクス、新設計されたツインターボV12エンジン、クラス最先端のインフォテインメント・システムは、アストン マーティンの“第2世紀”計画から生み出されたこのスポーツカーが備える特徴のほんの一例にすぎません。」とコメントしている。

エンジンは5.2ℓのV12ツインターボで、最高出力は608ps/6500rpm、最大トルクは71.4kg-m/1500-5000rpm。これに8速のZF製オートマティックが組み合わせられる。0-100km/h加速は3.9秒、最高速度は322km/hとアナウンスされる。

シャーシ、サスペンション、ステアリング、エレクトロニクスは一新され、ドライバーが任意に設定できるダイナミック・モード(GT、スポーツ、スポーツ・プラス)は、エンジン、トランスミッション、電動パワーステアリング、制動によって作動するトルク・ベクタリングのレスポンスをプログレッシブに変更するとともに、より優れた俊敏性を実現するために、アダプティブ・ダンピング・システムの減衰力を調整する。このダイナミック・モードの搭載によって、非常に快適な乗り心地を実現するGTカーから、卓越した運動性能と俊敏性を発揮する真のスポーツカーまで、幅広いドライビング・エクスペリエンスが提供されるのだという。

装備も、フルカラー12インチTFT液晶ディスプレイを採用した新しいインストルメント・クラスター、インフォテインメント専用のセンターマウントされた第2の8インチTFTディスプレイ、直感的に操作できるロータリー・スイッチのほか、オプションのタッチパッドにより、ナビゲーション、オーディオ・システムの効率、サウンド、操作性のすべてが向上しているという。また、オートパーク・アシストと360°バーズアイ・ビュー機構を新たに採用し、低速取り回し時の安全性を高めている。

ちなみにボディ・サイズは、全長、全幅、全高が1739×1940×1279mm。ボディ重量は1770kgだ。

価格は、£154,900(2,440万円)とアナウンスされており、デリバリーは今年の第4四半期からとなる。

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