史上最強のラディカルRXCターボ500Rが登場
公開 : 2016.03.03 22:50 更新 : 2021.03.05 21:30
ラディカルは、ジュネーブ・モーターショーで710psを発揮するエンジンを搭載するラディカル史上最強のモデル、RXCターボ500Rを公開した。
ロード及びサーキットを目的としたモデルで、夏にはニュルブルクリンクでのロードカー最速を掛けてタイムアタックを行う予定。このニュルブルクリンクでは、2009年にラディカルSR8で6分48秒というタイムを記録している。
RXCターボ500Rは、既存のRXCターボをベースとしているが、インダイレクトおよびダイレクト・インジェクションによってパワーは608psから710psへと、およそ100psほど上がっている。また、ボディ・ワークもフル・カーボンファイバー製となり、これだけで60kgの軽量化を果たしている。従ってボディ・ウエイトはジャスと1トンとなっている。
RXC500ターボRは、ニュルブルクリンクのノルトシュライフェの1周である21kmにちなんで、21台が限定生産される。しかし、このRXC500ターボRに取り付けられたメカニカル・パートは、今後、通常のRXCターボにもオプションとして取り付けが可能になるものもあるという。
価格は£167,500(2,680万円)と発表されている。
ラディカルはこのRXCターボ500Rが、どれほど速くなっているかについては明らかにしていないが、あらゆるシチュエーションでSR8を上回るという。また、スポークスマンによれば、「ノルトシュライフェについては、2009年から蓄積されたデータがある。SR8はコーナーでは速かったが、直線ではそれほど速いクルマではなかった。今回710psというエンジンと、徹底したエアロダイナミクスの改良によって、その弱点も補われている。」とコメントしていた。
更に、RXCターボ500Rのタイヤは、ダンロップとのパートナーシップで専用のものが採用されている。このタイヤは一般公道を合法的に走ることのできるラバーを持つという。
▶ 海外初試乗 / ラディカルRXC500
▶ 海外初試乗 / ラディカル RXC