マクラーレンMP4-12Cスパイダー、フォト・レビュー
公開 : 2012.10.13 15:37 更新 : 2017.06.01 01:04
新しいマクラーレンMP4-12Cスパイダーは、格納式ルーフを閉まったオープンの状態で315km/hをマークする。そして、クーペに対して40kgの重量増はあるものの、0-100km/h加速はクーペと同じ3.1秒という数値を叩き出す。
MP4-12Cスパイダーは、使用しない時には2ピースのルーフは、シートの後ろに格納される。また、クーペに採用されているガラスのエンジン・カバーもそのまま受け継がれている。
ルーフは、30km/h以下のスピードであれば、センター・コンソールのボタンを押すことで17秒で開閉できる。2つのシートの後ろの”コブ”の間には、ルーフとは独立して動くガラスのスクリーンがある。これは、ルーフを下ろした時の風よけと、ルーフが上がっている場合のベンチレーションの役目を持つ。
フールが上がっていれば、シートの後ろには52リッターの収納スペースが確保される。マクラーレンはこのスペースのために、2つのソフトバッグを供給する。
MP4-12Cのスパイダー化によって、ユーザビリティが何一つ失われなかったと、マクラーレンのマネージング・ディレクター、アンソニー・シェリフは語った。
エンジンは、先月リファインされたばかりのクーペと同じ616bhpの3.8リッターV8が搭載される。パフォーマンスは、0-100km/h加速はクーペと同じだが、0-200km/h加速はクーペより0.2秒遅い9.0秒だ。また、最高速度は、オープンの状態で、315km/h、ルーフを閉じた状態で328km/hとなる。
カーボンファイバー・モノセル・シャシーもクーペとかわらない。マクラーレンは、このスパイダーのために特に補強する必要はなかったとコメントしている。
ロールオーバー・プロテクションは、シート後ろの”コブ”に組み込まれている。
その他、スパイダー専用の装備としては、ルーフの上下を感知してボリュームを自動的に調節するオーディオ・システム、外気の要素を採り入れて調整するエアコンなどがあげられる。
MP4-12Cスパイダーは、195,500ポンド(2,465万円)という、クーペよりも19,500ポンド(246万円)高い価格となる。1回目のデリバリーは11月と予想される。