マセラティ・ギブリ・ディーゼルを発売
2016.03.07
マセラティ ジャパンは、マセラティ初となるディーゼル・エンジン搭載モデル、マセラティ・ギブリ・ディーゼルを発売した。
3.0ℓの新型V6ディーゼル・エンジンは、マセラティとイタリアのVMモトーリ社が共同開発したもの。元フェラーリF1エンジン・デザイナーがパワートレイン・ディレクターとしてマセラティ専用に開発を行った。
このエンジンは、最高出力275ps、最大トルク61.2kg-mを発揮しながらCO2排出量を158g/kmに抑え、燃料消費率は17.0 km/ℓを実現している。
コモンレール式の直噴エンジンは、最大システム圧2,000barのマルチインジェクション・システムにより、燃費と作動音を低減しながら応答性と俊敏性の向上を図った。
また、可変ノズルタービンを備えた可変ジオメトリー・ターボチャージャーによって、エンジンは2000-2600rpmという低い回転域で最大トルク61.2kg-mを発生し(オーバーブースト時)、0-100 km/hは6.3秒を実現、最高速度は250km/hに達する。
なお、エンジン重量はガソリン車比で約25kg増に抑え、前後重量配分は51:49とほぼ理想的なバランスを維持した。
ほかにも、エグゾースト・テールパイプの脇に取り付けられた2つのサウンドアクチュエーターが、エンジンの最も特徴的な音色を強調するマセラティ・アクティブ・サウンド・テクノロジー、乗員の頭部に自動接近し、むち打ちのリスクを軽減するアクティブヘッドレスト、7つのエアバッグの装備など、最新の技術を搭載している。
価格は、9,330,000円。