メルセデス・ベンツE220d

公開 : 2016.03.09 23:50  更新 : 2017.05.13 12:50

ギアが9段あるおかげでもある。130km/hあたり、9速時の回転数は2000rpm以下。流線型のボディのおかげでCd値はわずか0.23。アウトバーンの速度無制限区間ウインド・ノイズはひっそりとしている。

先にも記した102g/kmというCO2排出量は、ハイブリッドでさえ慌てる結果だ。7.3秒という0-100km/h公表タイムも信頼に足る。9速に到達した時点でフロアまでアクセス・ペダルを踏みこめば、即座に9速ギアボックスが仕事をはじめる。基本的には早期に淡々とシフト・アップしたがるタイプだが、こういったイレギュラーへの対応も巧い。

このギアボックスには ‘コンフォート’ と ‘スポーツ’ の2モードが充てがわれており、切り替えはセンター・コンソール上のローラー・スイッチを回して行う。

英国仕様は、他のマーケットのものよりも15mm車高が落ちたコンフォート・サスを装着。スプリングはスティール製で、パッシブ・ダンパーが組み合わさる。

テスト車には ‘ダイナミック・ボディ・コントロール’ が適合されているので、ダンパーはスイッチ切替式。ABCエア・サスは£1,495(24万円)でこちらも装着済み。なめらかなライドを実現していた。

関連テーマ

おすすめ記事

 
最新試乗記

人気記事