フェラーリ・レーシング・デイズ 鈴鹿2016
2016.03.05-06
FXX K日本初お披露目
究極のドライビング・プレジャーを提供する特別なオーナーによる開発を兼ねたプログラムとしてスタートしたのがXXプログラムである。その最新の専用車として送り出されたのがFXX Kが、今回のフェラーリ・レーシング・デイズ鈴鹿で日本初お披露目がなされた。
このFXX Kは2014年のフィナーリ・モンディアーリで発表され、860PSを発揮する6262ccのV12ユニットに加え、F1譲りのKERSが採用され、こちらの190PSを加え合計1050PSというとてつもないパワーを叩き出す。
空力的にも徹底的に突き詰められ、世界耐久選手権GTカテゴリー車輌の開発で培ったエアロダイナミクス・バランス・コンセプトを導入して開発された。その結果、速度200km/h 時で540kgというダウンフォース値を達成している。
ビークルダイナミクスは、縦・横・回転方向の加速度センサーと温度センサーを備え大きく向上した。このほか統括的なスタビリティ・コントロールとしてEF1トラック、E Diff3、SCM-E Frsを備え、常に安定した走りを実現する。
なおFXX Kはコルセ・クリエンティの説明によれば2015年に20台、2016年に20台の合計40台が製作される予定で、日本には4台がデリバリーされるという。
今回のフェラーリ・レーシング・デイズ鈴鹿には、日本人オーナーの3台を含む4台のFXX Kが参加した。コースインすると異次元の速さを見せつけ、フェラーリ・オーナーはもちろん、グランドスタンドに来場したギャラリーを釘付けにしていた。