フェラーリ・レーシング・デイズ 鈴鹿2016
2016.03.05-06
フェラーリV10サウンドが鈴鹿に復活
フェラーリ・レーシング・デイズで最も華やかな存在といえるのがF1クリエンティだ。現在フェラーリ社では現役を退いたF1マシンを、ドライビング・スキルを持つ特別な顧客に販売する。それもただ単に車輌を販売するだけではなく、サーキットでのサポートやメンテナンスまで総合的に行われるのが特徴だ。
F1クリエンティを統括するコルセ・クリエンティによれば、現在1995年から2013年までのマシンを擁し、60台が管理されている。新しいマシンが2013年となるのは、FIAの定めでシーズン終了後2年間は外部に出せない規約があるため。また旧いマシンは1970年以降であれば対応できるそうだ。
今回は2001年シーズン用のF2001と、2003年を闘ったF2003-GAが走行を行った。また、2010年シーズンにフェリペ・マッサが乗り活躍したF10もピットに姿を見せたが、生憎のトラブルで走れなかったのは残念だった。
エンジンを始動するとF1ピットは注目の的となり、コースインすると、現在のF1マシンに無いカン高いフェラーリV10サウンドを鈴鹿サーキットに響き渡らせ、詰めかけたファンを感激させた。走行中はサーキットの各コーナーでカメラを向ける観客が多く、フェラーリ・サウンドと走る姿を楽しんでいた。