ポルシェ911
公開 : 2016.03.12 23:50 更新 : 2017.05.29 19:04
■インテリア
“径が小さくなったGT-スペック・ステアリングはとてもいい。ステアリング上でモードを切り替えられるのも◯” ― ニック・カケット(ロードテスター)
ぱっと見たところあまり変わっていないインテリアだが、実は着実な進化を遂げている。特に新型のインフォテインメント・システムは注目すべきだ。
ポルシェ・コミュニケーション・マネージメント(PCM)システムは7.0インチのタッチスクリーンを内包する。これまでどおり、コンソール上におさまっている。
素早いスクロールや、指2本でおこなうズームなど、まるでスマートフォンのような操作が可能。リアル・タイムの道路状況さえ表示できる。
グーグル・アースやストリート・ビューの表示にも対応するこれはアウディやVWのシステムを基本とするが、タッチスクリーン用に専用の改良を施した。
もしiPhoneをもっているならば、その画面をスクリーン上に表示することも可能だ。指紋を付けたくなければ、物理的なボタンでも操作できる。
最新のシステムに慣れたとしても、1世代前のもので不自由を感じることはないが、最新の方がはるかによくなっているのは紛れもない事実である。
直径375mmのステアリング・ホイールは918スパイダーからインスパイアされたもの。PDKを選べば、最初から右が+、左が−のパドル・シフトがついてくる。
それぞれのパーツの質感は高く、ダイアルはクリア。スイッチもロジカルに並べられている。後部に2座あるのも何かと便利だ。
シートを立てた状態の容量は145ℓ、ホールドすると260ℓまで広がる。頭上スペースもほかに比べると広い。スポーツカーだが一応書いておく。