メルセデス・ベンツGLCクーペ
公開 : 2016.03.16 23:50 更新 : 2017.05.13 12:50
したがってインテリアもタイトになっている。大まかな部分はGLC(つまりCクラス)と同じで、スタイリッシュなのには変わらないが、ルーフが下がるぶん、そのまま40mm上下方向に狭くなっているのである。
意外だったのは、後席の頭上スペースが想像よりも損なわれていなかった点だ。「シート高を下げ、背もたれをアップライトにしたからですよ」と教えてくれたのはチーフ・エンジニアのマイケル・ケルツだ。
トランク・ルームは当然、GLCに比べると小さくなっているのだが、これに関しては、どれくらい小さくなったのかまでは教えてくれなかった。
3つのシャシー・オプション
巨大なGLCクーペを施設から引っぱりだし、いよいよ一般道を走らせたところで、ケルツは3つの選択肢のなかから好みのシャシーを選べることを教えてくれた。
「ベーシックなスティール・バネを備えるもののほかに、オプションでエア・ボディ・コントロールを備えるものも選べます。後者はデュアル・チャンバーつきのエア・スプリングであり、GLCと同じものですね。GLCクーペの場合、さらに可変ダンピング・コントロールとスティール・バネを組みあわせることができるのです。われわれはこれを、‘ダイナミック・ボディ・コントロール’ と呼んでいるんです」とのことだ。