ロールス・ロイス・ドーン
公開 : 2016.03.16 23:40 更新 : 2017.05.29 19:25
ロールス・ロイスは顧客の要望を受け入れ、レイス・ベースの静かで速いコンバーチブルを作った。
■どんなクルマ?
あたらしい技術がたっぷりと導入されたこのクルマを、単にレイス・ドロップヘッドと呼ぶのは安易だと判断したロールス・ロイスは、‘ドーン’ という名前を授けた。
大まかにいえばレイスやゴーストとベースは同じなのだが、アウター・パネルのうち80%は新設計。見えない部分も静粛性の実現を元に見直されている。
プレゼンテーション時の言葉を借りるならば “もっとも静粛なオープントップ” であり、“もっとも頑丈な4シーター・コンバーチブル” だということになる。
レイスト同じく座席数は4つなのだが、全長は5.3mと文句なしに大きい。6レイヤーの幌をもつにもかかわらず、室内スペースが全く損なわれていない所以だ。
幌を折りたたんだときのみトランクルームはやや犠牲になるが、さほど悲嘆に暮れる必要はない。長期休暇のラゲッジだって丸っと飲みこんでしまうのだから。