ロールス・ロイス・ドーン

公開 : 2016.03.16 23:40  更新 : 2017.05.29 19:25

キャビンに入るにはヒンジをうしろにもつ ‘コーチ’ ドアを開く。ハードトップをもたぬクルマの剛性を保つためのパッケージとのこと。一般的な前ヒンジのドアであれば、サイズを遥かに大きくする必要があるうえ、シャシー・ストラクチャーも強化しなければならないのだそうだ。製品マネージャーのジョナサン・シアーズが南アフリカのケープ・タウンにて教えてくれた。

また幌の耐久性を増すための工夫や、オペレーティング・システムの見直しをしたことで重量増は200kgにとどまる。しかし2560kgという乾燥重量はレイスとほとんど変わらない。好結果だと捉えていいだろう。

バイ・ワイヤ方式のスロットルを除き、6.6ℓのツイン・ターボV6はレイスと変わらない。よって、5250rpmにて571psを発揮する点、1500rpmにて79.5kg-mのピーク・トルクが沸きあがるのも同じだ。

駆動方式はFR。オートマティックは8速のものを採用し、コラム・レバーを介してギアをセレクトするのもこれまでのロールス・ロイスと同じである。

ダッシュボード中央に堂々と鎮座するのはBMW iDriveをロールス・ロイス専用に仕立てたスクリーンだ。レーダー・クルーズ・コントロールと自動ハイライトは標準であり、室内のほとんどはレザーとウッドで覆われる。

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