フェラーリ・カリフォルニアTハンドリング・スペチアーレ
公開 : 2016.03.16 23:45 更新 : 2017.05.29 18:52
よりハードでさらに速いカリフォルニアT。本当に良くなっているのだろうか? と考えたわれわれは、イタリアの道にて初テストを敢行することにした。
■どんなクルマ?
メルセデス・ベンツSLのように、ハードトップをもち、ゆとりのあるサイズでグランドツアラーの要素を強めたカリフォルニアTを、‘ちゃんとした’ スポーツカーにしたいと考えたのが、開発の発端だという。
ハンドリング・スペチアーレ・パッケージは、2012年にフェイスリフトした先代のカリフォルニアにも用意されていた。こちらは29psアップの490psを標榜し、アルミ構造を見なおすことで30kg軽くなっていた。
現行モデルも同様に、パワー・アップが図られている。ツイン・ターボ・ユニットの最終的な出力は560psに達し、最大トルクは先代の51.4kg-mから77.0kg-mまで増大している。中回転域も敵なしというわけだ。
また最高速度は317km/hまで引きあげられ、磁気粘性可変ダンパーのリアクションも速まった。ステアリングもベーシックなカリフォルニアよりも10%クイックになっているし、0-100km/hタイムも1秒短縮された。