レンジローバー・イヴォーク・コンバーチブル2.0 Si4
公開 : 2016.03.17 23:50 更新 : 2017.05.29 19:20
ドロップ-トップのイヴォークのなかで、240psを発揮するもっともパワフルなモデルは、ディーゼルよりも魅力的なのだろうか? フランスの雪上で試す。
■どんなクルマ?
ベーシックなレンジローバー・イヴォーク同様、2.0ℓのターボ・ガソリン・エンジンを搭載したイヴォーク・コンバーチブル。Si4と呼ばれる240psのこれは、ディーゼルよりも楽しくあるべき、という使命を背負う。
ディーゼルよりも速いだけでなく、31kgのウエイト・セーブにも寄与。しかしそれでも1936kgという重さはかなりのものだ。これよりも軽いディフェンダーさえあるのだから、なおさら重いと感じても無理はない。
標準のイヴォークに比べ、これほどまで重くなったのは、コンバーチブルにすることで損なわれる剛性を正すためだ。構造部にあらゆる補強材を充てがうことで、エンブレムに相応しい走破性を再取得したのはたしかなのだが、そのぶん1900kgを超えることを余儀なくされている。