アウディQ5がニュルブルクリンクでテスト

公開 : 2016.03.18 22:30  更新 : 2017.06.01 01:35

アウディは今年後半にデビューを予定している第2世代のQ5のテストをニュルブルクリンクでスタートした。この新しいQ5は、BMW X3ボルボXC60メルセデス・ベンツGLCなどのライバルになるモデルだ。

まだそのカモフラージュは厚いが、より角ばったヘッドランプや、厚いフロント・グリルなど、そのデザイン・キューはQ7から持ち越されたものだ。全体的にどっしりとした印象だが、テールランプは小さい。

また、このQ5には、ハイブリッド・エンジン搭載モデルと、スポーティ・モデルのRS Q5が存在することも確認されている。

最新のアウディA4に使用されているのと同様にフォルクスワーゲン・グループの新しいMLBプラットフォームをベースに構築されるモデルで、エンジンは縦置き。アウディ用としては、よりラグジュアリーで安全性を高めた装備がされる予定で、ボディ・ウエイトは前モデルよりも100kg以上軽く、ライバルのGLCよりも200kg近く軽量な1620kg前後となる予定。

ほとんどのモデルは4WDとなるが、ベーシック・モデルにはFWDも提供される。

エンジンは4気筒のガソリンおよびディーゼル、そしてV6ガソリンというラインナップで、これはA4からほぼ変更なく移植される予定。V6ガソリンは主にアメリカ市場用で、ポルシェとの共同開発がされたエンジンだ。

サスペンションは5リンクがフロントおよびリアにセットされ、オート・レベリング機構を備えたエア・サスペンションも用意される。

新しいMLBプラットフォームの採用によって、ホイールベースは拡大され、ボディ・サイズは現行モデルとほぼ同一であるが、内部は広くなっているという。

スパイショットによれば、そのスタイリングは、新しいQ7よりもどっしりとしたもの。しかし、ルーフラインなどは現行のフォルムを維持する。

アウディは、このQ5の派生モデルとして、レンジローバー・イヴォークに対抗するモデルであるQ4も計画中だ。

更にQ4 RSの成功と、GLCのAMGバージョンが登場することを予想して、Q5のRSバージョンも計画される。これはおよそ520psを発揮するV6ガソリン・エンジンを搭載し、0-100km/h加速4.5秒を誇るモデル。

更にディーゼル・エンジンのトップとしては、SQ5を予定している。こちらは、現行のSQ5の318psを発揮する3.0ℓV6ユニットに手が入れられ、パワーは338ps前後までアップされる模様。

スタンダードな第2世代のQ5は、おそらく秋のパリ・モーターショーでワールド・プレミアが行われる予定だ。生産は、メキシコ、中国、そしてインドで行われる。



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