マツダ・ロードスター THANKS DAY in JAPAN 3rd

2016.03.05

text & photo:Akira Ishii (石井秋良)

 

2015-2016日本カー・オブ・ザ・イヤーの座に輝いたマツダのロードスター。開発エピソードや開発者の想いを、より多くのマツダファンへ届けたい。さらに受賞の歓びを共に分かち合いたい。このふたつのテーマを掲げ開催されたTHANKS DAY in JAPAN。前回の広島会場に続き3回目となる同イベントが、去る3月5日土曜日、25組50名が招待され、マツダ・ブランド・スペース大阪にて開催された。

当日はカー・オブ・ザ・イヤー授賞式の模様のスクリーン上映を皮切りに、開発陣による生の声が聞けるトークショーが行われた。さらにフリータイムを挟んでトロフィーを持っての記念撮影も。ファンサービス満載だ。会場でトークショーを行った開発陣は、商品本部プロジェクト・マネージャーの山口氏と、デザイン本部プロダクション・デザイン・スタジオ所属カラー&トリム・デザイン・グループのマネージャー岡村氏。カーオブザイヤー連続受賞はもちろん、既存のロードスターファン達の評価が、開発のうえで特にプレッシャーだったと語っていたのが印象的だった。

会場となったマツダ・ブランド・スペース大阪は、同社がクルマ作りにかける想いや拘りを体感してもらうために新設されたブランド発祥地。黒と赤を基調にした空間にはコンセプト・モデルのオブジェ等が飾られ、通常営業時はスクリーンに塊動デザインや人馬一体の走り、人間中心の設計思想などをテーマにした映像が流れるなど、マツダの歴史と ‘これからの’ マツダが凝縮されたスペースとなる。

そのマツダ・ブランドを色濃く感じさせてくれる魅力溢れる会場で、開発陣とともにカー・オブ・ザ・イヤー受賞の喜びを分かち合う時間は、まさに至福の時。“Be a Driverポーズ” の楽しげな集合写真がその全てを物語っている。この様に顧客と開発陣が直接コミュニケーションを取れる機会は、ネット社会の昨今、非常に貴重な時間である。人と人とが向き合う事でしか伝わらない事も多い。実際に目で見て触れて、話が出来る。それが同イベントの醍醐味であり、大盛況の秘訣といえるだろう。

  • エントランスを入ると、頭上壁面に展示されたロードスターがお出迎え。

  • 過去に受賞したトロフィーがガラスショーケース内に展示。

  • カー・オブ・ザ・イヤー受賞の瞬間が上映され、感動を再び分かち合う。

  • トークは一方通行ではなく、質問にも対応する対話形式だった。

  • 設置されたホワイトボードには来場者からのお祝いメッセージが記載。

  • ユニークなイラストも多く見受けられたのが印象に残った。

  • 赤と黒を基調にした会場内で、一際存在感を放つロードスター。

  • ノベリティーグッズの展示販売にロードスターファン。

  • 開発陣と共にトロフィーを持って記念撮影できるサービスも。

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