メルセデス-AMG E43 4マチックを発表
公開 : 2016.03.24 23:18 更新 : 2017.06.01 01:34
メルセデス・ベンツは、ニューヨーク・モーターショーで、第5世代EクラスのAMGモデル、メルセデス-AMG E43 4マチックを発表した。
V6ツインターボ・ユニットを搭載するこのモデルは、英国では9月から発売されるスケジュールだ。
最近公開されたSLC43、C43クーペ4マチック、C43コンバーチブル4マチックの様にE43 4マチックに搭載されるのは3.0ℓV6ツインターボ・ユニットだが、大きなターボチャージャーが採用され、ブースト圧がアップされ、ソフトウェア・マッピングが変更されているため、SLC43、C43クーペ4マチック、C43コンバーチブル4マチックが367ps/5500rpmという最大出力であるのに対し、このE43 4マチックは、400ps/6100rpmという数値になっている。トルクは、53.0kg-m/2500-5000rpmとこれまでのV6ツインターボと同じだ。
トランスミッションは9速オートマティックで、4マチック・システムは、通常フロント31、リア69の割合でトルクを配分する。ギアボックスのソフトウェア・マッピングも専用のもので、ただ単純に高回転を積極的に使うだけで亡く、シフト・チェンジの時間も短縮されている。このトランスミッションは、エコ、コンフォート、インディビデュアル、マニュアル、スポーツ、スポーツ・プラスの6つのモードが設定可能だ。
公式パフォーマンスは、0-100km/h加速が4.6秒。これは、ライバルとなるアウディS6と全く同じ数値。最高速度は250km/hでリミッターによって制限される。燃費は12.0km/ℓ、CO2排出量は189g/kmとなる。
サスペンションは、エア・ボディ・コントロール・サスペンションをチューニングしたものが与えられる。減衰力はコンフォート、スポーツ、スポーツ・プラスの3つが選択できる。また、4リンク・フロント・サスペンションのステアリング・ナックルやロード・ベアリング・ジョイントが変更され、フロント、リア共にネガティブ・キャンパーが付けられる。また、スプリングはより固いものが、ダンパーは減衰力の高いものが与えられる。
電気機械式のステアリングもチューンを受けると共に、ダンパーと一緒に2つのモード、コンフォートとスポーツが選択できるもの。
ブレーキは、フロントに4ポッドのφ360ディスク、リアにはシングル・ポットのφ360ディスクが装備される。
スタイリングは、AMGスタイリング・パッケージが与えられ、通常のEクラスと差別化がされている。より大きなエア・ダクトの付いたフロント・バンパー、ダイヤモンド型のフロント・グリル・インサート、サイドなサイド・シル、ディフューザーを備えたリア・バンパー、台形のクワッド・エグゾースト・システムと、19インチ・ホイールなどだ。
インテリアは、スポーツ・シート、フラットボトム・ステアリングなどが装備される。
このE43 4マチックは。この秋にデビューを予定しているE63よりも一足先に登場するAMGモデルとなる。E63は、これまでの5.5ℓV8ツインターボに代わって、4.0ℓV8ツインターボが搭載される予定。