パナソニック、フローティング式9インチ画面のストラーダを発表
2016.03.29
パナソニックは、フローティング構造の9V型大画面を新たに装備したSDカーナビゲーション、ストラーダCN-F1Dを発表した。
この製品は、本体部分を2DINサイズに収めながら、ディスプレイをコンソールから飛び出した構造にすることで9インチの大画面を実現したもの。「DYNABIG(ダイナビッグ)ディスプレイ」と名づけられたこの方式によって、車種別専用パネルが不要となり、144車種もの車両への装着が可能となっている。
ディスプレイは、インパネから5cm以上浮いた位置に保持され、上下調整は縦方向に32mm、画面角度は-20度から60度まで調整できる。(奥行は取付時に19mmの範囲で調整したのち固定)
ディスプレイ自体は、アルミフレームのフラットディスプレイを採用し、ハードキーを天面配置にし、文字印刷を排したことでクリーンな佇まいとなっている。
ほかにも、市販ナビ唯一となるブルーレイディスク・プレーヤーの搭載をはじめ、市販初のAndroid Auto™(6月の発売時期に向けサービス公開予定)対応、ブルーレイの高品位音源「リニアPCM」再生、後席からのAV機能用リモコン「CarAV remote」など様々な機能に対応した。
実機に触れた印象は、これまでのインダッシュ式7インチ画面に比べ、9インチ(面積比1.7倍)化されたことで地図や文字が見やすくなったのを実感できる。また、インパネから5cm手前にディスプレイが配置されるので、タッチ操作が一段とスムーズに行えた。
ブルーレイ・ソフト再生時に、後席からも映像を見やすくなったのは、家族でドライブする機会の多いオーナーには魅力的だろう。
発表時点では144車種へ搭載可能とされているが、旧型車両への搭載確認を進めており、パナソニックは200車種への対応を目指している。
発売は6月上旬で、価格はオープン価格。
なお、発表会場となった東京都の二子玉川ライズでは、31日まで新製品搭載デモカーを一般にも公開しており、ホンダ・ステップワゴン、トヨタ・プリウス、スズキ・ハスラーなど8車種に搭載されたストラーダCN-F1Dを体感できる。
ステップワゴンに搭載した新型ストラーダのDYNABIGディスプレイの様子は下記ムービーで確認を。