フォルクスワーゲン・パサート1.6TDIブルーモーション
公開 : 2016.03.29 23:50 更新 : 2017.05.29 18:57
15mm車高が下がっているにもかかわらず乗り心地も良好。継ぎ目や大きめのくぼみを超えると、ベーシックなパサートよりも当たりが硬く感じるが、多くの場合、むやみな上下動を許さず、同時に嫌なフローティングを避けたセッティングになっていると感じた。
インテリアは他グレードとまったく同じであり、これは悪いものではない。高級感がもたらす、落ち着きと満足感は、‘どうして他のモデルよりも高いか’ を正当化しているとも感じる。基本的にはSトリムをベースとしているため、目に入ってくる素材はどれもクラシカルだ。
ランバー・サポートを調整すれば、ギュッと引きしまったシートに早変わり。シートの調整幅が大きく確保されているから、良好なドライビング・ポジションも見つけやすい。USB接続、DABラジオ、CD、ブルートゥースには対応済みで、6.5インチ・スクリーンも標準。
それだけではなく、エアコン、電動ウインドウ(4面)もわざわざ選ばずとも最初からついてくる。後部座席の足元の広さに不足はなく、セダンならではの実用的なトランクも嬉しい。概して快適なクルマだと感じた。