日産エクストレム・コンセプトをサンパウロ・モーターショーで公開
2012.10.23
日産自動車は22日、第27回サンパウロ国際モーターショーでエクストレム・コンセプトを発表した。エクストレム・コンセプトは、ブラジル向けにデザインし、ブラジルで製作したコンセプトカー。ブラジルらしいエネルギッシュでワクワク感あふれるアーバンコンパクトスポーツカーとのこと。
日産の常務執行役員・チーフ・クリエイティブ・オフィサーの中村史郎は、「ブラジルには、美しく素晴らしい自然と、情熱的で豊かな文化があります。しかし、それらがまだ十分にクルマに反映されているとは思えません。特に、現地で生産されている手ごろな価格のクルマのデザインやカラー、仕様は、やや保守的になりがちです。」とコメントしている。
エクストレム・コンセプトは、量産化計画のない純粋なコンセプトカーではあるが、そのデザインは、将来のブラジルや他の市場向けの日産車のデザインの方向性を覗き見ることができる。
そのエンジンは、ル・マン24時間耐久レースを走った革新的な日産デルタウイングのパワートレインと技術コンセプトを共有する、先進的なターボチャージャー付き(DIG-T)1.6リッター直噴ガソリン・エンジンの搭載を想定。前輪駆動または4輪駆動を選択でき、ハンドリング性能向上のためトルクベクトリング機能が装備される。
エクストレム・コンセプトは、マーチと日産のVプラットフォームを採用している。