2016 コッパ・デル・ラヴォーロ・イタリアーノ・オープン

2016.03.20

イベント

text:：Kazuhide Ueno (上野和秀) 　photo：Club Motherhead (クラブ・マザーヘッド)

恒例となったコッパ・デル・ラヴォーロ・イタリアーノ（略してラヴォイタ）のシーズン開幕を告げるオープンが名阪スポーツランドで行われた。レギュラーのラヴォイタと同様に１台ずつ走って計測するタイム・トライアルのため、初めてサーキット・イベントを楽しむビギナーでも気軽に参加できる点がポイント。またオープンでは、参加車両の国籍、年式を問わないため、旧いイタリア車でなくとも参加できるハードルの低さが魅力だ。

今回はラヴォイタ史上最高の天気となり、61台のエントリーを数えた。いつものアルファ・ロメオ、やフィアット、アバルトのほか、足クルマでの参加もあり、バラエティに富んだ顔ぶれがパドックに並んだ。その内訳はフィアットが21台、アルファ・ロメオは14台、マツダが5台、VWが4台のほか、ランチア、フェラーリ、アウトビアンキ、BMW、ケータハム、オペルなどが姿を見せた。また参加者も地元の中部地方に加え、東京、神奈川、大阪、兵庫、和歌山と各地から集まった。

ラヴォイタも名阪スポーツランドでの開催に手慣れてきたこともあり、今回は6回のタイム・トライアルに挑むことができた。主催者曰く「ラヴォイタ・オープンってお得だよねぇ〜、1万円の参加費で6回もタイムアタック出来るだけでも素晴らしいのに、数々の記念品と協賛品がもらえるんだから」はまさにこのイベントを端的に表している。走りとイタリア車を愛するエンスーが、愛好家のために開くイベントだからこそ、実現できたフレンドリーなイベントなのである。

また、いつもはホスピタリティの無いパドックに、ピッツァ・ロトロのケータリングカーが招かれた。タイム・トライアルの合間に、熱々の焼きたてピッツァでランチタイムがいつになく盛り上がったようだ。

ラヴォイタ・オープンは１台の事故も無く終了。参加者の愛車による、クルマ好きのためのタイム・トライアルは最後まで見ごたえ満点だった。全走行が終わったところで表彰式が行われた。各クラスの上位の表彰に続き、協賛各社から提供された賞品を賭けたジャンケン大会で大いに盛り上がった。

主催者からコメントが届いている。
「皆様楽しく安全に遊んでいただき有難う御座います。ラヴォイタは秋も開催しますし、5月はイタジョブも行いますので、参加＆見学にドシドシお越しください。また今年もクルマ仲間との楽しい時間を共有したいと思います。よろしくお願いします！」

クラブ・マザーヘット・ホームページ　http://club.ap.teacup.com/mhij/