メルセデス・ベンツEクラスのエステート・モデルは、今年の秋頃から販売がスタートする予定で、その直前6月に一般公開が行われる予定だ。

Eクラス・エステートのテスト・モデルを捉えることに成功したが、ほとんどカモフラージュもされていない状態だった。その写真からは、そのテールランプの処理が、ひとまわり小さいCクラス・エステートの影響を強く受けていることがわかる。左右のテールランプ・ユニットの間にはクローム・ストリップが付けられ、同様の処理をされたクローム・サラウンドがエグゾースト・パイプまわりにも施される。このデザインは、ロシア人形のデザイン手法からヒントを得たものだという。

インテリアは、そのエステート・ボディによってブート・スペースが大きくなった以外はサルーンと変わらず、インテリアも回転式コントロール・ダイヤルやタッチ・パッドを持つデュアル・スクリーン・インフォテインメント・システムがサルーンから移植される。

エンジンも、4気筒およびV6のターボ付きガソリンとディーゼルがメインのラインナップとなることも、サルーンと同様。また、618psを発揮する4ℓV8ツインターボを搭載したE63エステートも、今年後半にはサルーンと共にラインナップに加えられる予定だ。このE63はC63と同様に専用のリア・アクスルを持ち、4MATICが標準装備となる。

サルーンは英国では£35,935(580万円)からという価格設定だが、エステートはそれよりも若干高価で£37,000(600万円)からとなろう。

また、これは公式な発表は一切ないが、Eクラス・エステートのオールロード・バージョンも製作されると考えられている。アウディA6オールロードの対抗版となるモデルで、上げられた車高と、いかついトリムが与えられたモデルだ。