2016年モデルのボルボV60ポールスターは377psの2ℓドライブ-E

公開 : 2016.04.02 22:50  更新 : 2017.06.01 01:34

2016年モデルのボルボV60ポールスターが公開された。その大きな特徴は、これまでの3.0ℓストレート6ターボ・ユニットに代えて、現在のボルボのエンジン・ラインナップの主力である2.0ℓ4気筒ターボ&スーパーチャージャーのドライブ-Eユニットを搭載することにある。

エンジン排気量で言えば1.0ℓ、そして2つのシリンダーを失うことになるが、パワーは以前のV60ポールスターよりも18ps大きい377ps。その結果、パフォーマンスは、0-100km/h加速でライバルと想定されるアウディS4アバントよりも0.1秒速い4.8秒を達成している。最高速度はリミッターで250km/hに制限される。

エンジンのチューニングは、ターボチャージャーとスーパーチャージャーを組みあせたツインチャージャーを備えたT6ユニットがベースだが、より大きなターボと、新しいコンロッドとカムシャフト、大きなエア・インテークと、高容量のフューエル・ポンプなどによってスープアップされる。

ギアボックスは8速ギアトロニックで、これにボルグワーナーの4WDシステムが組み合わせられる。ボディ重量は、ベースとなるT6よりも20kgほど軽量化されており、特にフロント・アクスルにかかる重さは24kgほど軽量化されている。なお、燃費は12.4km/ℓ、CO2排出量は186g/kmだ。

この他、より大きなブレーキと、再セッティングされたパワー・ステアリングによって、パフォーマンスとハンドリングの向上が図られている。

前のV60ポールスターは750台という限定生産だったが、今回のV60ポールスターも1,250〜1,500台程度の限定生産となる模様。価格は£49,800(790万円)からと発表されている。



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