ボルボV60ポールスター
公開 : 2016.04.04 23:50 更新 : 2017.05.29 19:08
ターボとスーパーチャージャーの両方から助力を受けることで最高出力は367psに達する。トルクこそ小さくなったが、出力は先代+17psを実現している。
しかし、絶対的なパワーよりも注目すべきなのは、コンロッドやカムシャフト、インテーク、フィルターまで抜かりなく手が入れられている点だ。
4WDシステムはボルグワーナー製とし、トルク配分はデフォルトの状態で50:50。新式の8速ATとともに、スポーツ志向なセッティングになっている。
電子制御によるアシストを受けるステアリングもポールスター専用の仕立てとなり、スプリングはレートが高められる。オーリンズのショックは手動調整が可能だ。
特にフロント・サスのセッティングは、エンジンの小型化にともない慎重に進められており、ストラット・ブレースはカーボン製のものを採用済み。
6ポットのブレーキも大きいものとなっており、タイヤはミシュラン製パイロット・スーパー・スポーツ。それ以外は、のちの項目で触れるとしよう。