オランダのHuetブラザーズが、HBクーペの受注を開始した。このモデルは、今年の1月にそのコンセプト・カーが発表されたクルマだ。

このクーペのデザインは、過ぎし日のGTスポーツを強くイメージしたもので、そのフォルムは1950年代のマセラティA6GCSに似ており、ノーズは250テスタロッサのポンツーン・フェンダーを彷彿とさせる。

クルマは、クーペ・クラシックと、クーペ・ロード・レーサーという2つのタイプが選べる。両車共に、カーボン・モノコック・シャシーの上にボディが被せられたもの。レトロ・スタイルではあるが、インテリアはヒーテッド・シーターやタッチスクリーン・エンターテイメント・システムといった装備されるなどモダンな作りがされている。

贅沢な装備にもかかわらず、カーボン・モノコック構造のおかげで、その重さは800kgだという。

クーペ・クラシックは、168bhpの2.0リッター4気筒エンジンを搭載し、価格は67,800ユーロ(700万円)。パフォーマンスは、0-100km/hが5秒だという。

クーペ・ロード・レーサーは、247bhpを発揮するコスワース製の4気筒2リッター・エンジンが搭載され、その価格は78,500ユーロ(820万円)。クラシックよりも2インチ大きい19インチ・ホイールも装着される。

両モデル共に、2,000ユーロ(21万円)のオプションとして、ロールゲージを選ぶことも可能で、更にレース・プリペアード・モデルも用意される。