ポルシェ718ボクスターS
公開 : 2016.04.05 23:50 更新 : 2017.05.29 19:04
インテリアはこれまでと大きく変わらず。つまり支払った金額にきちんと見合った仕上がりになっている。中央のスクリーンは見た目/操作感ともに良くなっており、スマートフォンとの連携も何らむずかしくない。
ステアリング・ホイールの右下には、マネッティーノ・タイプの小さなダイアルがつく。スポーツ、スポーツ+まで選べるようになり、エンジン・レスポンス/ダンパーの硬さを調整できる。中央のボタンを押すと、20秒のあいだ最大のパフォーマンスを発揮するようになる。
サーキットにおけるラップ・タイムは、ポルシェいわくボクスター・スパイダーと同等とのことであり、つまりケイマンGT4とも同じくらい速く走れる。
ステアリングは正確かつ、重みもナチュラル。嫌な引っかかりとは無縁であり、電子制御のアシストを受ける機構としては例外的な操作感を実現している。
ライドも包容力があり、ボディの動きも極めてタイト。ミラーが不用意にカタカタと震えるようなことはなく、これはアーキテクチャーの剛性の高さも示している。
幌は開閉の動作ともに電動であり、閉じた状態でもバタつきは少ない。ノイズが入り込むこともない。幌を開けても巻きこみは、ごくごく限られている。