アストン マーティンV12ヴァンテージSに7速マニュアル装備
公開 : 2016.04.06 22:40 更新 : 2017.06.01 01:34
アストン マーティンはV12ヴァンテージSのクーペとロードスターにフェイスリフトを施した。その大きなトピックとしては昨日お伝えしたV8ヴァンテージGT8と同様に、7速マニュアル・ギアボックスが装備されたことだ。
最後のアナログ・スーパーカーと称されるV12ヴァンテージSは、0-100km/h加速3.9秒、そして最高速度330km/hを誇っているが、マニュアル・ギアボックス・モデルについては4kgほど軽量化されているが、その数値に変更はない。
7速マニュアル・ギアボックスはドッグレッグ・ポジションとなる1速と、AMSシフトを持つ。このAMSシフトは、シフトダウン時にブリッピングを行うためにギア・ポジション・センサーとポロペラシャフト・センサーを持つ。
価格は£138,000(2,160万円)からと、オートマティック・モデルと同一で、限定モデルでははくレギュラー・モデルとなる。
デリバリーは9月からを予定しているが、来年には次世代のヴァンテージの登場が予定されている。
アストン マーティンのCEO、アンディ・パーマーは「V12ヴァンテージSにマニュアル・トランスミッションが設定されたことは、最もエンスージァスティックで、アナログ好きのマニアには嬉しいニュースだと思う。」と語った。
また、プロダクト・デベロップメント・ディレクターであるイアン・ミナルズは、「ほとんどのハイ・パフォーマンス・モデルでマニュアル・トランスミッションが消えている今だからこそ、このマニュアルのV12ヴァンテージSは特別な存在となるだろう。」とコメントしている。
また、このマニュアル・トランスミッションの設定に伴って、V12ヴァンテージSに、新しいスポーツ・プラス・パック・オプションが設定された。これには、5つの新色、グリルとサイド・シル、ミラー、リア・ディフューザーなどにオプションとなるアクセント・カラーが選択可能で、10スポークのグラファイトのホイールも組み合わせられる。また、エントリー・レベルのモデルについても内外にマイナーな変化が加えられた。
更に、インテイリアにはApple CarPlayとの連携を果たした新しいAMi III インフォテインメント・システムが装備されることとなる。
なお、ラピードS、ヴァンキッシュにもこの新しいオプション・パックが設定されている。
▶ 海外初試乗 / アストン・マーティンV12ヴァンテージSロードスター
▶ 海外初試乗 / アストン・マーティンV12ヴァンテージS