text & photo:Hidenori Takakuwa (高桑秀典)
昭和のくるま大集合は、旧車愛好家クラブ バックヤードつくばのメンバーらを中心とした実行委員会が運営しているイベントだ。今回が第13回目で、旧車好きの春の恒例行事としてすっかり定着した感がある。
毎回タイムスケジュールがゆったりしており、ファミリーで楽しめる点を特徴としているが、それは当イベントがそもそも旧車(バックヤードつくばのメンバーが愛用しているクルマたち)を地元の夏祭りに展示したこと発端としているからだ。2004年からは土浦駅前を会場とし、数多くの人に旧車の魅力を知ってもらうという形態にて第6回目まで開催された。
その後、新治ショッピングセンター さん・あぴお大駐車場を会場として、さらに発展。歴史的価値が高い戦前のブガッティから日本の発展を全力で支え続けた懐かしい商用車に至るまでの「昭和のくるま200台が一堂に会する」というビッグイベントとなった。
昨年から会場をサテライト水戸の大駐車場に移し、今回に至っているが、プロのショップによるオートジャンブル・コーナーが過去最高の出店数になるなど、2016年の催しも大いに盛り上がった。
回を重ねるごとに参加条件を緩め、’80年代のクルマも展示OKとしている昭和のくるま大集合は、これからもファミリーで楽しめるイベントとして親しまれていくだろう。
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近年価格が高騰している空冷ポルシェ勢は911のナローと356が参加。
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アルファ・ロメオ105系は段付き、フラットノーズ、4ドア仕様が揃った。
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スパイダーは1961年型ジュリエッタと、1963年型ジュリアが並んだ。
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桜が満開の絶好のタイミングで開催だけに、数多くの旧車好きが訪れた。
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車両を販売しているブースも。このシルビア1800LSは税込235万円也。
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1969年型トヨエースは2輪を販売しているブースの看板カーとして展示。
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当イベント恒例のオートジャンブルは過去最高の出店数となった。
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会場となったサテライト水戸は、全国で開かれる競輪の場外車券販売場だ。
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ホンダ S600は、ホワイトが1965年型、シルバーは1968年型であった。
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毎回車両展示+スワップミートという形態での参加も可能となっている。
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同一車種が並べて展示されるので各車の変遷を容易に知ることができる。
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特別展示車両:1926年型 ブガッティT35T。
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特別展示車両:1962年型 プリンス・スカイライン・スポーツ。
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特別展示車両:1967年型 シェブロン B9 F3マシン。
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特別展示車両:1957年型 トヨペット・マスターライン・ピックアップ。
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特別展示車両:1940年型 英国フォード・プリフェクト・カスタム
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特別展示車両:1970年型 トヨタ 2000GT
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1969年型 トライアンフ・ヴィテス Mk-2
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1973年型 MG B GT
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1967年型 アウトビアンキ・ビアンキーナ・パノラミカ
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1973年型 ホンダ・ライフ
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1964年型 スバル 360デラックス
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1971年型 スズキ・フロンテ71 GT-W
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1970年型 スバル R-2
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1985年型 スズキ・マイティボーイ
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1974年型 シトロエン GS 1015クラブ
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1979年型 MG ミジェット
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1968年型 ダットサン・フェアレディ 2000
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1972年型 日産 フェアレディZ 432R
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1967年型 プリンス・スカイライン2000GT
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1972年型 日産 スカイライン・ハードトップ 2000GT-R
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1971年型 ダットサン・ブルーバード 1600SSS クーペ
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1967年型 日産 シルビア
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1966年型 日野 コンテッサ 1300
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1971年型 いすゞ・ベレット 1600GTR
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1972年型 いすゞ 117クーペ
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1968年型 トヨタ・カローラ1100 4ドア・デラックス
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1968年型 トヨペット・コロナ・ハードトップ 1600S
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1965年型 トヨタ・スポーツ 800
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1978年型 スバル・レオーネ・セダン
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1981年型 トヨタ・ソアラ 2800GT エクストラ
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1960年型 日野 ルノー
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1971年型 バモス・ホンダ
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1975年型 トヨペット・コロナ・マークII ハードトップ LG
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1975年型 ホンダ GL1000 ゴールド・ウイング