マツダ、ロータリー・モデルの復活を準備中
公開 : 2016.04.07 22:50 更新 : 2017.06.01 01:34
マツダはロータリー・ターボ・ユニットを搭載したプロダクション・モデルを準備していることが、特許申請された書類から明らかになった。その特許書類は「ロータリー・ピストン・エンジンを搭載した自動車」と銘打たれたもので、ヴァンケル・エンジンとエグゾースト・レイアウトが書かれたものだ。
これが果たしてロータリー・モデルの復活かどうかは確定できないが、ロータリー・エンジンに関する研究はマツダ内部で終わっていなことは確かだ。2015年の東京モーターショーで発表されたRX-ビジョンも、そのことを裏打ちしていると言っても良いだろう。RXビジョンには、スカイアクティブ-Rのバッジが付けられていた。
マツダのR&Dの責任者である藤原清志常務は、AUTOCARの取材い関して、ロータリーの復活にはハイブリッドやターボなどのいくつかの選択肢があると答えていた。
当初、ターボ・ユニットの可能性は薄いと思われたが、特許に申請された書類からはハイブリッドよりもターボである可能性が強いと思われる。
RX-ビジョンのプロダクション・モデルの登場は、マツダ初のロータリー・エンジン搭載車であるコスモ・スポーツの生誕50周年となる来年、2017年か、あるいは初代RX-7の生誕40周年となる再来年、2018年になる可能性が強い。
エミッションと燃費が悪く、オイル消費量も多いという悪名を払拭する必要があると、マツダのスポークスマンは語っていた。