アウディA4オールロード・クワトロ
公開 : 2016.04.08 23:40 更新 : 2017.05.29 18:14
‘ぬかるみ対応グレード’ のA4バージョンも、世代交代した。オールロードの名に恥じぬものだろうか?
■どんなクルマ?
アウディがはじめてA4オールロードを世に送りだしたのは2009年。ベーシックなアバントとQ5のあいだに位置するモデルとしてのデビューだった。追加された黒いフェンダー・アーチモールと37mm高くなった車高がオフロードの走破性をアピールしていた。
初代A4オールロードは10万台を売りあげたことで、本モデルも勝利の方程式をトレースする形を採った。つまりあまり大きくは変わらなかった。ただし車高は24mmの嵩あげに留まっており、ぶ厚いタイヤを履くことで最低地上高が34mmという結果となった。
このモデルからは ‘オフロード・モード’ が加わったことも特徴である。シャシーは基本的にはベーシックなA4のものを流用。つまり前後に5リンク式のサスがつく。エア・スプリングの選択肢は相変わらずないが、アウディでは主流になりつつある可変ダンパーがつく。