フェラーリ・ブランチ2016

2016.04.10

text & photo:Kazuhide Ueno (上野和秀)

 
フェラーリ・オーナーにとって春の恒例イベントになっている「フェラーリ・ブランチ」が今年も開かれた。舞台はいつもの御殿場ヴィンテージ・ガーデンで、ブランチを祝うが如く桜も満開となり、富士山もその姿をはっきりと現わしてくれた。

今回もヴィンテージカーズの主催で、フェラーリ・オーナーズ・クラブ・ジャパン(FOCJ)が特別協力して行われた。天候にも恵まれた事から200台/320名の参加を数え、4台の365GTB4 デイトナから最新のプレミアム・モデルであるラ フェラーリまでのほとんどのタイプが集まった。モデル別に見ると458系が37台、360系が22台、F355系が20台を数えた。また、いまやクラシック・モデルとなった328系が18台参加したのはニュースといえる出来事である。

フェラーリ・ブランチの伝統通り特別なプログラムは用意されず、松田芳穂氏の開会の辞に続きFOCJ川崎会長の挨拶による開会セレモニーと記念撮影が主となる。ここで、ブランチのために来場いただいたフェラーリ・ジャパンのリノ・デパオリ社長とマーケティング・ディレクターのドナート・ロマニエッロ氏からは、日本でフェラーリが正式に販売されてから50周年を迎えたことから、その記念行事のひとつとしてワールド・カヴァルケイドが日本で開催されることが発表された。

このあとはクルマを囲んで参加者同士の歓談で盛り上がり、ユーズドカーを展示したコーンズ・モータースのほか、ロッソ・スクーデリア、ニコル・コンペティツィオーネの特設ブースをチェックしていた。オーバル・ルームではウブロ、リシャール・ミル、グラフ・ダイアモンドのブースが設けられ、参加者と同伴者の目を楽しませてくれた。

そしてメイン・プログラムであるブランチが提供されると、食事を楽しみながら歓談する光景が随所で見られた。最後に記念撮影を行い、いつものように自然解散という流れで幕を閉じた。

ここではフェラーリ・ブランチの模様と、参加したクラシック・モデルをご紹介。また御殿場ヴィンテージ・ガーデンに集まった、ロッソ・コルサ以外の達人が選ぶ個性的なボディカラーを纏うフェラーリをご覧いただこう。

  • ブランチを祝うが如く、雲に隠れがちな富士山も姿を見せてくれた。

  • 穏やかな天候に恵まれ、グリーン上ではフェラーリ談義で盛り上がっていた。

  • 文字通り色とりどりのフェラーリがガーデンに数多く集まった。

  • 288GTOやF40、BBが並ぶと、マニアならずとも見入ってしまう。

  • 2016年のブランチは、主催者である松田芳穂氏による開会の辞で始まった。

  • フェラーリ・ジャパンのリノ・デパオリ社長からは、祝辞と日本での50周年を記念したイベントの開催を発表。

  • ロッソ・スクーデリアは参加者に向けて特別抽選会を行った。

  • ニコル・コンペティツィオーネは純正アクセサリーをアピール。

  • フェラーリ公認のウブロは存在感のあるリストウォッチを持ち込んだ。

  • ヒスとリッカー・レースでおなじみのリシャール・ミルも参加。

  • グラフ・ダイアモンドのブースでは華麗な装飾品が同伴者に人気だった。

  • 最後に全員揃って記念撮影が行われた。

  • 第一期最後のフロントエンジン車である365GTB/4デイトナは4台が参加。

  • 8気筒べルリネッタの起源となる308系は2台のみと寂しかった。

  • 人気上昇中の328系はGTBとGTSを合わせて18台と多数を数えた。

  • ラ フェラーリ/ネロ

  • ラ フェラーリ/ネロ+CFRP

  • ラ フェラーリ/ブルー・スコッツィア

  • 512BB/ブルー・カラカラ

  • 458スペチアーレ/ブルー・ミラボー

  • F355スパイダー/ブルー・ツールド・フランス

  • F50/アルジェント・ニュルブルクリンク

  • 458スペチアーレ/グリッジオ・イングリッド

  • 599/グリッジオ・イングリッド

  • 550マラネッロ/ジアッロ・モデナ

  • 458スパイダー/ビアンコ・イタリア

  • 550バルケッタ/ビアンコ・アヴス

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