次期メルセデス-AMG E63のスペックがリーク
公開 : 2016.04.13 22:40 更新 : 2017.06.01 01:33
次期メルセデス-AMG E63のスペックが、ドイツの自動車情報コミュニティ・サイトにリークされた。10月に予定されているワールド・プレミアムに先がけて、このスーパー・サルーンのパフォーマンスが明らかになったのだ。
その情報によると、E63のS仕様は、4.0ℓV8ツインターボ・エンジンから611ps、86.7kg-mを発揮。対する標準仕様は571ps、76.5kg-mとなっている。
以前より話に出ていた608psを超えるエンジンという情報を裏付けるもので、アウディR6およびBMW M6という600psを発揮するライバルよりも、高いパフォーマンスを得ることが確実になった。なお、この2016年モデルのAMG E63に搭載されるエンジンは、AMG GTのドライサンプ・ユニット(517ps)のウェットサンプ版である。
今回の情報では走行性能も明らかにされており、E63は0-100km/h加速が3.7秒、E63 Sは3.5秒となっている。最高速度はリミッターにより250km/hに制限されているが、オーナーの要望に応じて高めることもできる。欧州複合燃費は、ともに11.8km/ℓとされている。
メルセデスはリークされた情報についてコメントを控えているが、関係者は掲載された内容は本物だと確信している。
新型のE63は、現行モデルより軽量化されるものとみられ、9速オートマティックを採用する最初のAMGモデルとなる。リークされたドキュメントにも、9速MCTギアボックスと明記されており、これを裏付ける内容となっている。また、エア・サスペンションによる車体制御も搭載するようだ。
メルセデス-AMGのトビアス・ムアースCEOは、AUTOCARの取材に対し、Eクラスのパフォーマンス・モデルはすべてのマーケットで4輪駆動のみの展開になるとしており、「それでも心配はいりません。依然として、ドリフトを始め、皆さんの大好きな “イカした” パフォーマンスはこれまで通り味わえます」とコメントしている。
次期メルセデス-AMG E63は、10月のパリ・モーターショーで公開予定のため、車両の画像はわれわれのスパイショットのみとなる。英国へのデリバリーは2017年を予定している。