トヨタC-HRプロトタイプ

公開 : 2016.04.15 23:50  更新 : 2021.01.28 17:56

ブレーキを踏むと、直後に制動力が立ちあがる。車体が不安な揺れを引き起こすこともない。荒れた路面のうえでさえ、常に快適なのにも感心する。

テスト車が組みあわせる18インチのホイールが英国ではもっとも人気の組みあわせとなるようだが、一回り小さい17インチを選ぶことも可能である。

マニュアルの方が好ましいかも

1.2ℓエンジンにCVTを組みあわせる車両も試すことができた。トヨタのエンジニアは、どうにもCVTにこだわりがあるようだが、トラディショナルなオートマティックやデュアル・クラッチの変速の方がなめらかだ。

同じCVTでもオーリスのものに比べると馴染みやすい類ではあるが、それでもわれわれはマニュアルの方を勧める。エンジニア氏も同意見であった。

ひと通り走らせたあと、すかさずトランクを開けてみた。荷室のフロアは2段階の高さに調整できるようだ。後部座席を立てた状態の荷室容量は370ℓ。ちなみに日産ジュークは354ℓ、日産キャシュカイ(日本名:デュアリス)は430ℓというのが各メーカーの公表値だ。

今回のテストにおいて、何よりも驚いたのは、現行のトヨタのモデル・レンジにおいて、ほかと比べものにならないほど身のこなしが素早かった点だ。小型SUVというよりもハッチバックをドライブする感覚に近い。

唯一の問題といえば、CH-Rが実際に売りだされた際にRAV4の立ち位置が危ぶまれる点だろう。



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