BMW 330e Mスポーツ

公開 : 2016.04.27 23:55  更新 : 2017.05.23 10:24

日本で発売された330e系は、330e、330eスポーツ、330eラグジュアリー、330e Mスポーツの4モデルという多彩なラインアップを持つ。プライスが下位から順に、554万円、577万円、597万円、599万円と500万円台後半に揃っているのは、いわゆる戦略的価格設定という奴だろう。

■どんな感じ?

試乗したのは330e Mスポーツだった。したがって、標準モデルより10㎜低い車高をもたらすサスペンションを備え、18インチのMライト・アロイホイールにフロントが225/45R18、リアが255/40R18サイズのBSポテンザS001を標準で履くなどしたクルマだ。

そのため、走り出してみると、記憶にある標準型3シリーズのしなやかな乗り心地と違って、不整路ではわりとはっきりとタイヤの存在を伝えてくる。Mスポーツのサスペンションは、やはり高速やワインディング・ロードで好ましい面を見せるセッティングのようで、主に海沿いの一般道を走ったこの日の試乗では、必ずしも本領発揮とはいかなかった。

プラグイン・ハイブリッドといえば、いわゆるEVモードを味わってみたくなる。そこでまず、eDriveボタンでMAX eDriveモードを選択してみた。電気モーターの出力は88psにすぎないが、ご想像のとおり250Nmを発生する起動トルクがあるから発進は力強く、低速域での加速にも充分な活力がある。したがって、電力がそれなりに貯まっていれば、市街地はそこそこの距離をモーターだけで走れる、という印象だった。

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