スバルXV 2.0D SE
公開 : 2016.04.19 23:50 更新 : 2017.05.29 18:41
スバルがXVに施したアップデートは、日産の無敵モデル、キャシュカイ(日本名:デュアリス)に対する競争力を得たのだろうか? 英国の道で試す。
■どんなクルマ?
スバルXVを英国の道で見るのは極めて稀だ。なぜならXVが属するカテゴリーには、あまりにも有力なライバルが多いから。流行がコンパクトなクロスオーバーを後押しするため、ほかに紛れやすいというのもある。
2012年にXVがローンチされた際も、ほかライバルに比べると熱狂とはほど遠い扱いを受けたが、一般的なハッチバックさながらのコンパクトな見た目と、4WDを標準採用するという点は、XVにしかないものだった。
3月にアンヴェールした次期XVのプロトタイプは、甚だ斬新なモデルだったものの、今回のフェイスリフトはおだやか。エンジン、シャシー、インテリア、エクステリアが少しずつ手を入れられただけにとどまる。
具体的にはフォグライト部にメタル華飾が施され、グリル下部とバンパーの処理が変わった。ヘッドライト・クラスターも改められ、ダイアモンド・カットの黒×シルバーのホイールも加わった。新色も2色追加された。どれも穏やかなものだ。