スバルXV 2.0D SE
公開 : 2016.04.19 23:50 更新 : 2017.05.29 18:41
一方の、シートの座り心地と後席のスペースはXVのいいところだ。日産キャシュカイ(日本名:デュアリス)の430ℓと比べると50ℓ負けているが、1600kgの最大牽引重量は、このクラスのクルマにとって重要だ。
走らせてみると、エンジニアがノイズや振動、突きあげをいかにうまく処理させるかを考えていることがわかる。ただしこれもライバルの洗練には及ばず。サスの動作音が聞こえるし、バンプによる振動も大きい。
2.0ℓボクサー・ディーゼルは0-100km/hを9.3秒でこなす。35.7kg-mとトルクにも不足がないため、中回転域でも楽に追い越し加速が可能だ。これは頼れる。
しかし気になるのは、ディーゼルが伝えてくるコトコトといった振動だ。高速域では静かになるのだが、低回転域に特に目立つ。加えてクラッチ操作もいつもより気を使わなければ、唐突につながるギアに驚くことになる。