アメリカ国内にて、ワイヤレスの充電システムが公開された。プラグ接続における高速充電と同等の充電時間を保証し、車体を上部に停止するだけで充電は済む。

トヨタRAV4によってデモンストレーションが行われた20kWのこのシステムは、車体底部のプレートと間接的に接することで充電を行った。「現時点でこのシステムは、実際の市場投入が始める一歩手前まできています」と語るのは、トヨタと協力して開発を進めたオークリッジ国立研究所のマデュ・チンタバリだ。パワー・エレクトロニクス部門を率いる。

いわく、自家用車というよりも商用車として使うEVをターゲットとしているとのこと。決まったルートを移動し、決められたインターバルで休憩をとる。そういった使い方がワイヤレスの恩恵を受けやすいとのことだ。たとえばバスなど。停留所で停まる際に充電ができると理想的という。

英国でのテストが予定されており、2050年までに現時点のCO2エミッションの80％を削減すると政府も規定している。テスラの高速充電システムを越せるかがキーとなりそうだ。