次期レンジローバー・イヴォーク詳細
公開 : 2016.04.20 22:40 更新 : 2017.06.01 01:33
ランドローバーはレンジローバー・イヴォークの特別モデルを英国で公開。合わせて新技術も発表した。
同社のベスト・セラーであるイヴォークは、まず外装ペイントの選択肢が増えた。合計で18色。ただし£30,600(478万円)のスタート価格は変わらない。
英国における2017年モデルの販売開始は今夏。9月には英国内の最初のオーナーのもとへ渡るだろう。以下で詳細を掘り下げていくことにする。
エンバー・エディション
よりハイ・エンド・モデルであることを目指すため、エンバー・エディションというモデルが加わる。
HSEダイナミックの£41,400(647万円)という価格よりも£3,800(59万円)高価になるが、エクステリアとインテリアの仕上げがレベル・アップする。
エンバー・エディションのなかで最も目を引くものといえば、フィレンツェ・レッドの屋根とサントリーニ・ブラックのボディ・カラーの組み合わせだ。
サテン・ブラックの20インチ・アロイ・ホイールとブラックのエグゾースト華飾、ブラックのグリル、ブラック・アウトしたライトなども特徴である。つまりオプションのブラック・パックを最初から含むことになる。
カラー・テーマはインテリアへと続く。レザー・シートはブラック。トリムもグロス・ブラックだ。これに対してステッチとカーペットは赤い。
エンジンは2.0ℓのディーゼル・ターボを搭載。最高出力は180ps、燃費は19.5km/ℓ、9速オートマティックを組みあせ、CO2エミッションは134g/km。
今夏わずか3ヶ月だけ販売され、£47,200(738万円)。
新技術
レンジローバー・イヴォークSEテックと呼ばれるグレードには12ウェイの電動シートと自動ハイビーム・アシストが標準でつく。価格は£33,000(516万円)からとなっており、これまでより£400(6万2千円)高価だ。
HSEダイナミック・グレード以上のモデルにはインコントロール・インフォテインメント・システム(反応が速くスマートフォンのように使える)がつく。
画面サイズは10.2インチで1280×542ピクセル。3Dマップや鳥瞰図として展開できるナビゲーション・システム、タッチ・プロ技術を新採用した。
タッチ・プロ技術はスマートフォンとの動機を可能とする。これによって、自動車に乗る前から行き先を設定でき、クルマを降りてもナビが継続作動する仕組みだ。
HSEダイナミック、HSEダイナミック・ラックス、オートバイオグラフィーのグレードに適合され、価格は£41,400(647万円)からの設定。従来モデルよりも£500(7万8千円)高価だということになる。
低トラクション発進
地形に左右されない走破性が高まっているとランドローバーは言う。今回からは ‘ロー・トラクション・ローンチ’ システムを採用。グリップが小さいところでも、最大のトラクションを発揮する仕掛けだ。
それぞれの車輪に伝達するトルクを自動で振り分け、ホイールスピンを防ぎ、前に進むことができるそうだ。
グラファイト・デザイン・パック
イヴォーク・オートバイオグラフィーにはグラファイト・デザイン・パックというトリム・レベルが加わっている。これを選ぶとサテン・テクニカル・グレーの20インチ・アロイ・ホイールとブラック仕上げのグリル(ドーチェスター・グレーの枠)、がついてくる。
ルーフがブラックの場合、前後の ‘RANGE ROVER’ のレタリングも同色になる。エグゾーストの周辺とドア・ミラー、フォグライト、エア・ベントもブラックになり、前後ライトも暗めのカラーとなる。
オートバイオグラフィーの価格に£2,125(33万円)上乗せされ、価格は現行モデルの£52,200(816万円)よりも高価になると予想されている。