スバル、新型インプレッサをジャパン・プレミア

2016.04.20

スバルは、新型インプレッサ・セダンを日本初公開した。

今回披露されたのは、3月末にニューヨーク・モーターショーでワールド・プレミアされた北米仕様車で、インプレッサ・スポーツというグレード。インテリアの様子は、下の360°画像で、マウス操作により上下左右およびズームして確認できる。

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次の世代のコンパクトカーの基準になるクルマ

ジャパン・プレミアの席で、スバル商品企画本部の阿部一博プロジェクト・ゼネラルマネージャーは、新型インプレッサを「次の世代のコンパクトカーの基準になるクルマ」と表現した。

新型は、全面刷新したプラットフォーム、スバル・グローバル・プラットフォームの採用により、ボディ・シャシーの剛性や強度などを大幅に向上。

全体的なパッケージングでは、車高を従来型に比べ-10mmとしながら、室内を広くすることに成功し、空力性能も高めた。

全幅は先代比で+35mm拡大。カップルディスタンスを左右10mmずつ、ショルダー・スペースを15mm広くしている。また、Aピラーを従来型比で200mm前に出し、セダンはトランクを27mm拡大した。

実際に車内に入ると、カーボン加飾による包まれ感と陰影で広さを表現する手法により、これまでのスバル車にないインテリア・クオリティを感じられる。

インフォテインメント・ディスプレイや空調のエアベントといった車室の主要機能を、インパネの中心に設置。これは新プラットフォーム採用の大きな成果である。

また新型では、シートのホールド性を高めたほか、これまで垂直基調だったサイド・ウインドウを末広がりにやや傾け、車内空間拡大につなげた。

ホイールベースは先代比+25mm。これは、そのまま後席スペースに利用し、特にリアシートの足元空間を広げた。

エクステリアは、ワイド&ローのプロフィールに、ヘキサゴン・グリル、ホークアイ・ヘッドランプという構成。サイドのシルエットは、V字のドアパネルラインによって躍動感を強調している。ボディサイズは、セダンが4625×1777×1455mm、5ドアが4460×1777×1455mm(いずれも北米仕様値)。

なお、パワーユニットは、新型インプレッサからの新規採用となるFB型2.0L水平対向直噴エンジン。従来型自然吸気エンジン比で約80%の部品を刷新するとともに軽量化を実現することで、出力を152psへ高め、燃費も向上させた。

現在のところ、北米以外の地域の仕様は明らかにされていない。

北米向けインプレッサの生産地は、従来の日本から、米国インディアナ州のSIA(スバル・オブ・インディアナ・オートモーティブ)に変更し、生産される。米国販売は、年末の予定だ。


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