VWゴルフGTIクラブスポーツSのニュルブルクリンクでのテスト開始
公開 : 2016.04.23 22:40 更新 : 2017.06.01 01:32
フォルクスワーゲンは、ゴルフGTIクラブスポーツSの高速テストをニュルブルクリンクのノルドシュライフェで開始した。
GTIクラブスポーツSは、セアト・レオン・クプラ290のエンジンを搭載しリア・シートの変わりにロールケージの入ったGTIクラブスポーツをよりパワフルにし、軽量化したモデルだ。
AUTOCARは今年の初めに、GTIクラブスポーツをベースとしたホット・バージョンが存在するのではというスクープをしたが、いよいよ本格的な高速テストが開始されたことで、リリースにも現実味が増してきたようだ。
サスペンションとダンパーは、より大きくなるパワーにあったセッティングとなる。パワーは、恐らく303ps以上で、セアト・レオン・クプラよりも16psほど大きいものとなる。スタンダードなGTIクラブスポーツに対しては40psも大きい。そして、リア・シートを外し、一切の贅沢な装備を排したことによって、車重は1375kgのGTIクラブスポーツよりも更に軽量に仕上がっているはずだ。
このGTIクラブスポーツSにインスピレーションを与えたのはポルシェ911GT3クラブスポーツの存在が大きい。また、ルノースポーツ・メガーヌ275の正当なライバルにゴルフを押し上げるために、サーキットをメイン・ターゲットとしたモデルを製作したのである。
フォルクスワーゲンは、このGTIクラブスポーツSの存在については口を堅く閉ざしたままだが、今年後半に限定生産されるものと予想される。価格は、通常のGTIクラブスポーツよりも、そして現在最もホットなゴルフであるゴルフRよりも上となるだろう。
▶ 海外ニュース / ゴルフGTIクラブスポーツのライトウエイト・バージョンを開発
▶ 海外初試乗 / フォルクスワーゲン・ゴルフGTiクラブスポーツ