ポルシェ718ケイマンが北京で公開
公開 : 2016.04.25 22:55 更新 : 2017.06.01 01:32
新型のポルシェ718ケイマンが、北京モーターショーにて公開された。
718ボクスターがこの度モデル・チェンジを受けたばかりだが、718ケイマンも同じく、2.0ℓ4気筒ターボ・エンジンを搭載。従来の水平対向6気筒NAユニットの代替わりとして新採用されているものだ。
英国にインポートされるのは今年の9月頃の予定。300psの718ケイマンの価格は£39,878(641万円)。350psの718ケイマンS(こちらは2.5ℓを使用)は、£48,834(784万円)になると報じられている。
ケイマンは先代より£184(3万円)高価になり、ケイマンSは£51(8千円)安いことを意味し、参考までに718スパイダーの価格を挙げると£41,739(670万円)となる。
外観も718スパイダーに施された変更と共通する部分が多い。フロント・バンパーには大きめのダクトが設置され、それぞれのパーツはエッジを立たせている。ヘッドライトやテール・ライトの意匠もこれまでとは違う。
インテリアを見ると、ダッシュボードの形状が変更されていることがわかり、918スパイダーにインスパイアされたステアリング・ホイール、PCM(ポルシェ・コネクション・マネージメント)システムも追加された。
先述の、718ケイマンの300psという最高出力は先代比+25ps。38.7kg-mの最大トルクは先代比+9.1kg-m。718ケイマンSは+25ps、+5.1kg-mの、それぞれ350psと42.9kg-mを達成している。
ギアボックスは6速マニュアルが標準。7速PDKがオプションの扱い。PDKとスポーツ・クロノ・パッケージの組み合わせであれば、718ケイマンの場合0-100km/hタイムが4.7秒となり、最高速度は274km/hに達する。これまでのモデル-0.7秒と+11km/hだ。
718ケイマンSで同じ組み合わせの場合、0-100km/hタイムは4.2秒、最高速度は285km/h。0.5秒の短縮と3km/hの速度アップを実現している。
パワー・アップに関連して、フロント330mm、リア299mmのブレーキ・システムも強化された。ちなみに718ケイマンSには4ピストンのキャリパーがつく。
スプリングもより硬くなり、ダンパーもチューンされた。アンチ・ロールバーの径も大きくなり、リア・タイヤもワイドになった。ステアリングはダイレクト感を優先、これによりハンドリングも良くなっているという。
PASM(ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネージメント)を選んだ場合、718ケイマンはノーマルよりも車高が10mm低くなり、718ケイマンSは20mm低くなる。(ケイマンSは標準でスポーツ・サスがつく)
スポーツ・クロノ・パッケージを選んだ場合、ロータリー・ダイアルがステアリングにセットされ、ノーマル/スポーツ/スポーツ+/インディビジュアルが選べる。