インフィニティ、QXスポーツ・インスピレーションを北京でアンヴェール
公開 : 2016.04.25 22:50 更新 : 2017.06.01 01:32
北京モーターショーにて、インフィニティはQXスポーツ・インスピレーション・コンセプトを公開した。
2014年に姿を現したインフィニティQ80コンセプトの延長線上にあるこのモデルは、ミドル・サイズSUVのボディを纏い、エッジの立ったラインと丸みを帯びた表面をミックスさせている。ルーフはクーペ風だ。
このルーフ、前端から後端までパノラマ・ガラスとなっており、後端に進むにつれて色味は黒くなっている。日光をブロック・アウトする目的なのだという。
ダッシュボードはスリムなデザインを採用。シートは彫りが深い形状となっており、ステアリング・ホイールはフラット・ボトムだ。白と黒のレザーで覆われた大部分のサーフェスは、スポーティな印象を与えている。
ドライブトレインに関するスペックは明らかになっていないが、数種類のドライブ・モードをセンター・コンソール上のロータリー・スイッチから選べることはわかっている。メタルのパドルからも変速ができるようだ。メーター・パネルはデジタル化されており、ダッシュ中央の画面はタッチスクリーンとなる。フロント・シートの間にもスクリーンが設定されていることがわかる。
高さ、横幅はポルシェ・マカンと同値。全長だけが81mm短いのは、前後オーバーハングが短くなっているからだ。230mmの最低地上高はマカンと一致する。悪路走破性にも力を注いでいるという。デザインを請け負ったのはロンドン、北京、サンディエゴのインフィニティの施設で、プランを牽引したのは日本のヘッドクオーターだ。3地域のアイデアの結晶だと主張していた。
インフィニティが強調していたのは、コンセプト・モデルと実際の製品のあいだには ‘ほとんど大きな隔たりがない’ といこと。Q60コンセプトが 2015年デビューのQ60クーペ とほとんど変わらなかったのと同じだ。ひとまわり大きいQX70も今後、代替わりする予定。今後のインフィニティの新型はすべてスポーティになるとも主張されていた。