VW T-プライム・コンセプトが北京でワールド・プレミア
公開 : 2016.04.25 22:51 更新 : 2017.06.01 01:32
フォルクスワーゲンは3世代目のトゥアレグのプレビュー・モデルであるT-プライム・コンセプトGTEを北京モーターショーにて正式公開した。
製品化される際は、アウディのMLBプラットフォームをベースとする予定であり、つまりこれはアウディQ7やベントレー・ベンテイガ、さらには次期カイエンやランボルギーニ・ウルスと機械的なパッケージや電気関係のアーキテクチャを共有することを意味する。
次期カイエンとウルスは、同じMLBプラットフォームでも、より短いものを使用する一方で、新型のトゥアレグはより長い方プラットフォームとなるようだ。言い換えればQ7やベンテイガと同じホイールベースとなる。
2.0ℓ4気筒エンジンは電気モーターによる助力を受け、合計で381psと71.3kg-mを発揮。現行のガソリン-電気ハイブリッドよりも1psと12.3kg-mの増強だ。ちなみに現行モデルは3.0ℓV6エンジンを搭載。プラグイン・システムは組み合わされていない。
ハルデックスを基本とするマルチ・プレート・クラッチは常に4輪にパワーを伝え、0-100km/hタイムは6.0秒、最高速度は224km/hに達する。EUのテスト・サイクルに準ずる燃費は37.0km/ℓ。CO2は63g/kmだ。
フォルクスワーゲンは現実的世界における燃費も提示している。この場合、燃費は12.5km/ℓ、CO2エミッションは187g/kmとのことだ。
ドライブ・モードはE-モード/ハイブリッド/GTEの3種。バッテリーをフル充電した状態の航続可能距離は50kmとされており、ハイブリッド・モードでは内燃機関とバッテリーの出力を最大限に引きあげる。GTEモードでは、モーターが動力にブーストを掛ける。