レクサスISをマイナーチェンジし、北京ショーで公開
公開 : 2016.04.25 22:39 更新 : 2017.06.01 01:32
レクサスは、北京モーターショーで、マイナーチェンジした新型スポーツセダン、ISを発表した。
新型は、歴代ISが受け継いできた個性をさらに際立たせるため、エクステリアをよりアグレッシブなデザインとしたほか、内装の質感を向上。また、サスペンションの熟成によりハンドリングの気持ち良さ、乗心地の質感向上により、ISならではの運転の楽しさを進化させた。
これまでのISは、レクサス・ラインアップのスポーツセダンとしてシェア拡大に大きく貢献。米国、欧州、日本などの地域では、購入者の半数以上が新規ユーザーであり、若年層を中心にユーザー層の拡大を図っていく重要モデルとなった。
ISの購入理由で最も多かったのがエクステリア・デザインであったことから、スピンドルグリルを中心にアグレッシブな進化を実現している。具体的には、ヘッドランプ、リア・コンビネーションランプ、フロントおよびリアバンパーを中心に、力強くスポーティなスタイリングとした。
スピンドルグリルは、上下の比率を変化させ、グリル下部がより大きく広がり、両下端のブレーキダクトへ空気を導く機能性も表現した、低重心でスポーティな印象を与える造形としている。
インテリアは、機能性の向上やISが本来持つスポーティさを進化させるとともに、セダンとしての質感の高さを向上。
具体的には、マルチメディアディスプレイを10.3インチに拡大。ナビゲーションやオーディオの情報をより大きくより鮮明に表示するとともに、リモートタッチ側面にEnterボタンを設置し、操作性も向上。また、メーターフードは、スタートスイッチを押しやすい角度に調整したほか、フードステッチの通し方を変更することで、スポーティさを演出している。
ほかにも、ヒーターコントロール・パネルとオーディオ・パネルを質感の高いヘアライン調に変更したうえで、大型化した二―パッドで両端から挟み込む構成とすることにより、車格感の向上を目指した。加えて、カップホルダーの使用性向上やアナログクロックの視認性向上など、細部に至るまで質感の高さと利便性を追求している。
安全面では、これまでもISは、ボディ剛性向上に寄与する溶接技術、レーザースクリュー・ウェルディングや、優れた操縦安定性を実現する車両の統合制御技術、レクサス・ダイナミック・ハンドリングシステム(LDH)など、新技術を積極的に採用してきたが、今回のマイナーチェンジでは高い予防安全性能確保のため、最新の予防安全パッケージ、レクサス・セーフティ・システム+を採用し、先進性をさらに高めている。
なお、新型ISの日本での発売は、2016年秋頃を予定している。