660psを搭載したジャガーF-タイプR AWDクーペのチューニングカー

公開 : 2016.04.26 22:50  更新 : 2017.06.01 01:32

ジャガーF-タイプR AWDクーペをベースに660psのパワーユニットを搭載し、最高速度322km/hをマークするチューニング・モデルをVIPデザインが作成した。

ロンドンを拠点とするVIPデザインがリリースした、VIPデザインF-タイプ・プロジェクト・プレデターと名付けられたモデルは、最高速度322km/hと、通常のF-タイプRよりも速い0-100km/h加速を持つ。参考までに通常のF-タイプRは、550psのパワーを持つ5.0ℓV8ユニットを搭載し、300km/hの最高速度と0-100km/h加速3.9秒のタイムを持つ。

このプロジェクト・プレデターは、F-タイプの最も強力なモデルであるSVRクーペの575psをも上回るものだ。

ハイフロー・エア・フィルター、アップデートされたスーパーチャージャー・プーリー、そしてエンジン・ソフトウェアの改変などで、そのパワーを導き出しており、VIPデザインによれば全回転域で劇的なパワー・デリバリーが可能になったという。

パワーに合わせてサスペンションにも手が入れられおり、車高は30mmダウン、より固められたサスペンションと、それに合うジョイント、ラバーが組み合わせられる。

エグゾースト・システムにも手が入れられており、2つのサウンド・レベルが選択できるという。

マネージング・ディレクターのポール・バスビーは、「そのサウンドには深みがなかったが、プロジェクト・プレデターはそのすべてを変更した。2段階に変えられるサウンドのうち大きいものは本当に迫力のあるサウンドを奏でる。」と語った。

ボディにも手が入れられており、前後のスプリッター、リア・ディフューザーなどはカーボンファイバーでリデザインされた。また、24インチのアロイ・ホイールも選択が可能だ。

価格は£12,600(200万円)プラスで、既存のF-タイプRをベースに製作することが可能。また、VIPデザインでは、V6モデルをベースとしたパッケージも考慮中だという。



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