マツダ3 2.0 Skyactiv-G 120スポーツ・ブラック

公開 : 2016.04.26 23:40  更新 : 2017.05.29 19:12

話を戻そう。

ウォームと見なす第2の理由として、セッティングがコンフォート寄りになされているというのもある。シトロエンC6ほどのまろやかさはないが、ルックスから期待するだけのアグレッシブさとは無縁の状態にある。

いくつかの大きめのバンプでは、硬い突きあげを感じたが、全般的にはやわらかい。ただし、ハンドリングがもたつくほどではなく、適度に締まっている印象だ。

それゆえコーナーに飛びこむのが楽しみになる。不快なアンダーも看取されない。ステアリングのセット・アップにも慎重な吟味が重ねられていることがわかる。重みは適切で車体の動きは正確。フィードバックはさほど豊富ではないが、直感的にノーズが動くのは快感だ。

インテリアもスポーティであることを主張している。シートはレザーとスウェードが半々であしらわれており、ドアのトリートメントも同じ文法を採用。

関連テーマ

おすすめ記事

 
最新試乗記

人気記事