JAPAN LOTUS DAY 2016 in FUJI SPEEDWAY
2016.04.17
ロータス公式の日本最大のイベントである「JAPAN LOTUS DAY 2016 in FUJI SPEEDWAY」が4月17日(日)に開催された。天候に恵まれることの多いロータス・デイだが、今回はあいにくの雨に……。それでも、全国より熱心なロータス・ファンが会場に駆けつけた。
今回のイベントの目玉となったのが、昨年6月の「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で発表された最新モデルである3イレブンのジャパン・プレミアだ。ロータス・デイのために、英国より空輸されてきたという。2イレブンよりも性能が向上しただけでなく、スタイルもよりアグレッシブなものとなった新型モデルをじっくりとチェックできたのは、ファンとって嬉しい機会になったに違いない。日本導入時期や限定数などは未定とのことだが、近いうちに詳細が明らかになることだろう。
そんな最新モデル共にロータス・ファンの心を惹きつけたのは、動くロータスのミュージアムというべき「Revolution of LOTUS」だ。歴代の市販モデルだけでなく、F1を含むレーシング・マシンまで40台近くの名車たちを展示。ロータス初の量産モデル「6」やF1参戦が叶わなかった幻のマシンである「88」など、多くの希少モデルを前に熱心にシャッターを切るファンの姿が見られた。午後に予定されていたデモランは、雨天のため中止も心配されたが、市販車だけでなく、F1などのレーシング・マシンもレイン・タイヤに履き替えて走行。水しぶきを上げながら、ホームストレートを駆け抜けるマシンたちの姿は、正に圧巻の一言であった。シビアなコンディションの中、素晴らしい走りを披露してくれたドライバーとオーナーの心意気を讃えたい。
午後になると時間と共に天候も回復し、レーシング・コースでの同乗走行も実施された。路面コンディションも良くなってきたこともあり、かなりスリリングなサーキット体験ができたようで、マシンから降車した参加者たちの興奮がしっかりと伝わってきた。
プログラムの変更を余儀なくされたが、大きなアクシデントもなく、ロータス・デイは無事に閉会を迎えた。空に晴れ間も覗いたフィナーレは、3イレブンやGT300に参戦するSGT-EVORAなども参加したパレードラン。ロータスを愛する者たちは、来年の再会を誓い、それぞれ帰路についた。