ミニ・ジョン・クーパー・ワークス
公開 : 2016.05.02 23:54 更新 : 2017.05.29 19:14
■どんな感じ?
ミニ・ジョン・クーパー・ワークス(以下、JCW)は、クーパーSが搭載する2.0ℓガソリン・エンジンにアグレッシブなチューンを施したものを搭載する。
改められたのはスロットル・レスポンスのみならず、ローダウンのトルクも。ターマックであれば、アクセルを強く踏みつけるとホイールは途端にスピンするほどだ。
シフト・ノブをゲートに入れるたびに、手のひらにはズシンと重みが伝わってくる。この硬質感がまた、われわれの好感度をあげているのはいうまでもない。
もっとも激しいモードにすると、低く、重みのあるサウンドが聞こえてくる。アクセルをポンと離せば、パラパラとクラック音が聞こえてくる。
£375(5万8千円)の可変ダンパーがもっとも硬いモードになるころには、それに合わせてステアリングもグッと重みを増す。フロントの食いつきはミニそのものだ。
かなりのスピードでノーズを押し込んで曲がるタイト・コーナーでは、もちろん前輪内側が微かにスピンし始める。ほかのハッチに比べるとピーキーなのも同じだ。