BMW i8、非接触式充電をマイナーチェンジで適用か
公開 : 2016.05.02 22:45 更新 : 2017.06.01 01:32
BMWは、マイナーチェンジを迎えるi8に、出力向上、航続距離延長、シャシーの改善、インダクティブ方式(非接触式)の充電オプション、新開発の軽量コンポーネントといった改良を適用する見込みだ。
i8のフェイスリフトは、今年第4四半期にショールームに並ぶモデルから適用される。これには、公道走行試験やフォーミュラEのセーフティカーとしてテストを進めている、アップグレード版パワートレインが採用されるようだ。
新たなハイブリッド・パワートレインは、現行の130psユニットよりも出力を高めたモーターを搭載することになるという。
1.5ℓ3気筒ターボ・ガソリン・エンジンとの組み合わせにより、出力は10%高まり、システム総合で約420psのパワーを発揮するという。
6速オートマティックにソフトウエアのマッピング変更を施すことで、0-100km/h加速は現行モデルの4.4秒より速くなると考えられる。
また、BMWは、バッテリーの改良により航続可能距離を延長する対策も同時に進めている。これは、9月のパリ・モーターショーでデビューするi3にも適用される見込みだ。
さらに、詳細は明らかになっていないものの、シャシーにも様々な改良が施されるようだ。フォーミュラEで活躍する2台のセーティティカーを例に取ると、アッパーのウィッシュボーンおよびマウントポイントを変更し、改良型のスプリングとダンパーを適用することで、15mm車高が下げられている。ほかにも20インチのミシュラン・パイロット・スーパー・スポーツを履くのも特徴だ。
インダクティブ方式(非接触式)の充電システムも試験を進めており、改良型にはオプション設定される見込みだ。これには、クラルコム社開発のワイヤレス・チャージング・テクノロジーを採用。高電圧システムとつながるパッドを地上に設置し、i8の車体下面に取り付けた集電装置へエネルギーを転送する。
ほかにも、現行モデルに比べ25%軽い、カーボン製のリムとアルミ製のスポークを採用したホイールの開発も進められている。
新型i8の発表時期は、i8ロードスターと同時期になると思われる。
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