ロータス・エリーゼ・カップ250
公開 : 2016.05.03 23:50 更新 : 2017.05.29 19:24
3500〜5500rpmで25.4kg-mのトルクが立ちあがるため、中回転域の押しだしの強さには驚くうえ、ピーク・パワーは7200rpmという高回転域側で立ちあがる。
このパワーに対し、アップデートされたブレーキが実にいい仕事をする。踏みはじめはわずかな重さがあるが、そこからの効きは実に頼りになる。
サーキットにフォーカスしたクルマであるが、一般道でもなめらかな乗り味である点も250カップのいいところだ。ほかのクルマだと、バタバタと慌てるところでも、意外にも簡単にやり過ごす。それでいて情報を伝える。
£45,600(710万円)という価格は、サーキットでも正当性をもたらす。ダウンフォースは161km/hで66kg、最高速で155kgを発するといわれる。おかげで体躯が小さいにもかかわらず、飛んでいきそうな不安はない。
そのうえヨコハマ製のタイヤが、きわめて例外的なグリップを発揮している。おかげで安定感は抜群であり、左右の動作のすばしっこさと、コーナリング時の粘り強さの組みあわせがタイム短縮を可能としている。